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集団心理って、やっぱり怖いなと思います。 [雑感]


・みんなで話し合うとリスキーな結論に至りやすい?

 各自が一人で考えると当然否決すべきと思われるような提案が、みんなで話し合っているうちになぜか通ってしまう。このような現象のことを心理学ではリスキー・シフトという。

・みんなで話し合うと、リスクを恐れなくなる心理は?

 集団で話し合って決めると、なぜリスキーな判断になってしまうのか。
 その理由としては、みんなで決めると気が大きくなること、そして「責任の分散」心理が働くということがある。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というフレーズを聞いたことがあるだろう。これは1980年の流行語にもなった言葉で、一人の時よりもみんなと一緒の時のほうが気が大きくなり、大胆なことをしてしまいやすいというのは、よくあることだ。調子に乗って悪ふざけをして大問題になり、「なんであんなことをしてしまったのか、よくわからない」と後悔するような場合にも、こうした心理メカニズムが働いている。

 また、みんなで決める場合、一人で決める場合とは異なり、自分だけの責任ではないため、各自の責任感が薄れてしまい、慎重さが失われるということもある。
 こうして見てくると、みんなで話し合って決めることは必ずしも望ましいわけではないことがわかるはずだ。
 そうはいっても、組織としての方針を決めるのに単独で決めるというのも責任が重すぎるし、特に日本的な組織ではみんなで決めるというのが習慣となっているため、話し合って決めるというスタイルを取らざるを得ない場面が少なくない。

 では、みんなで話し合って決める場合、どのようなことに留意すべきだろうか。
 例えば、失敗が許されない重大な案件について慎重に検討したいというケースがあるだろう。
 そのようなケースでは、各メンバー一人ひとりに前もって考えておくように伝える方法がある。あるいは、一人ひとりに思うことをメモさせ、それを事前に提出させる方法もある。なぜなら、その方が集団の場でいきなり考えるよりも、慎重な検討が行われることが期待できるからだ。
 逆に、守りの姿勢を打破すべく、積極策を大胆に模索したいというケースもある。この場合、リスキー・シフトの心理を利用し、ぶっつけ本番でみんなで話し合った方が責任の分散心理が働き、積極的な提案が出やすくなるだろう。
 みんなで話し合って判断するのを当然のことと思っている管理職も少なくないだろうが、そうした集団の中で作用しやすい心理的特性を踏まえて、会議の有効活用をしてほしい。
――――――


【赤信号、みんなで渡れば怖くない】っていうのは本当にあるのですね。ハロウィーンでお祭り騒ぎをするのが悪いとは言いませんが、集団心理で悪ふざけがエスカレートし過ぎて、器物破損で警察に逮捕されるなんて事にならないようにして欲しいと思います。


(by 心如)


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コメント 1

旅爺さん

やはり日本人気質としては皆で相談して決めることが多いし、
1番良い方法だと思います、集団心理とか責任の分散でなく
決定事項として捉えれば良いのではないかと。(=_=)

by 旅爺さん (2018-11-03 09:51) 

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